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2023年7月6日

医療AIプラットフォーム技術研究組合(略称「HAIP」)に

SaMD企業として初めての組合員として、SaMD普及への共通課題解決と

マーケット活性化をめざすプロジェクトの共創を開始します。

~次世代のデジタルセラピューティクス研究開発の知見を活用し

医療AIサービスにおける課題解決を推進~

 

 

厚生労働大臣および経済産業大臣の認可を得て、2021年4月1日に設立された医療AIプラットフォーム技術研究組合(略称「HAIP」)に、株式会社ライフクエスト(以下、ライフクエスト)が4月28日付けで新たな組合員として加入いたしました。医療機器プログラム(SaMD)専業のスタートアップとして初めての組合員として、HAIPにおけるSaMD関連プロジェクトの共創を開始します。

HAIPは、医療AIサービスの普及・発展に資する業界共通の基盤技術の研究開発を行っています。ライフクエストは、医療機器プログラム(SaMD)・非医療機器プログラムの研究開発を始め、次世代のデジタルセラピューティクス開発・製造販売を行うスタートアップ。軽度認知症(MCI)、ギャンブル等依存症、内科系慢性疾患などをパイプラインとした開発を進めています。疾患に対する医学的知見の実装に加えて、これまで生活介入が困難であった患者様の日常の意識や生活行動に継続的に介入し、個々の患者様の状態に応じた意識・行動変容を促す独自の仕組みとして行動変容エンジン®を開発しています。

また近年では、我が国におけるデジタルヘルス市場創発に向けて、新たな新しいサービスやポートフォリオ構築に取り組んでおり、近い将来活用が進むリアルワールドエビデンスを活用することで、患者様に合わせたより継続的・効果的なデジタルヘルスソリューションの社会実装を目指しています。

ライフクエストの次世代のデジタルセラピューティクス研究開発の知見を活用し、HAIPが持つAI開発基盤やラボ基盤を活用して、医療AIの普及推進の加速に寄与していきます。

 

 

■ 医療AIプラットフォーム技術研究組合 概要

 名称:医療 AI プラットフォーム技術研究組合(略称「HAIP」)

    (英文名:Healthcare AI Platform Collaborative Innovation Partnership )

 設立日:2021年4月1日

 理事会:

  理事長:八田 泰秀(BIPROGY 株式会社 Executive Strategic Advisor)

  専務理事:宇賀神 敦(株式会社日立製作所 Senior Strategist)

  理事:金子 達哉(日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員)

  理事:藤長 国浩(ソフトバンク株式会社 常務執行役員)

     理事:大山 訓弘(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員)

  理事:梅澤 明弘(国立研究開発法人国立成育医療研究センター 研究所長)

    

 組合員※:

         BIPROGY株式会社

株式会社日立製作所

日本アイ・ビー・エム株式会社

ソフトバンク株式会社

大樹生命保険株式会社

徳洲会インフォメーションシステム株式会社

日本マイクロソフト株式会社

国立研究開発法人国立成育医療研究センター

インターシステムズジャパン株式会社

国立大学法人北海道大学

国立研究開発法人国立国際医療研究センター

株式会社ALBERT

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

株式会社日本政策投資銀行

学校法人順天堂

株式会社ライフクエスト

※2023年4月28日時点

 

ホームページ :医療 AI プラットフォーム技術研究組合 https://haip-cip.org

 

■ 株式会社ライフクエスト 概要

 所在地:東京都港区南青山6-6-21 9F

 設立日:2018年7月20日

 代表者:代表取締役社長 兼 CEO 斎藤 糧三(医師)

 事業内容:医療機器プログラム(SaMD)等・行動変容エンジン®の研究開発を始めとする

 次世代のデジタルセラピューティクス開発、製造及び販売

 U R L:https://www.life-q.jp/

 

株式会社ライフクエストは、医療機器プログラム(SaMD)・非医療機器プログラムの研究開発・製造販売を行うスタートアップです。軽度認知症(MCI)、ギャンブル等依存症、内科系慢性疾患などをパイプラインとした開発を進めています。疾患に対する医学的知見に加えて、これまで生活介入が困難であった患者様の日常の意識や生活行動に介入し、個々の患者様の状態に応じた意識・行動変容を促す仕組みとして行動変容エンジン®を独自に開発しています。医師側には患者様の状態をモニタリングできるプラットフォームを構築します。

【本件問い合わせ先】

広報担当:                 高橋広嗣

E-mail:                      support@life-q.jp


デジタル創薬プログラムの開発開始と

株式会社ジェネシア・ベンチャーズが運用するファンドに対する第三者割当増資の実施について


   医療用ソフトウェア機器として、治療用アプリの研究開発から製造販売を主要事業とするデジタル創薬カンパニーの株式会社ライフクエスト(本社:東京都港区、代表取締役社長:斎藤 糧三)は、軽度認知機能障害(以下、MCI)を始めとする精神・神経分野の疾患を対象とした治療プログラムの開発を開始します。また、治療プログラムの開発に合わせて、株式会社ジェネシア・ベンチャーズが運営するGenesia Venture Fund 1号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資を実施しました。


   ライフクエストは、日本における機能性医学の第一人者である代表取締役CEOの斎藤糧三医師、元セガ代表取締役COOで革新的なゲーミフィケーションの実績を多数有する代表取締役CSOの香山哲、ヘルスケア分野のビジネス開発に知見と実績を持つ元NRI野村総合研究所の髙橋広嗣がタッグを組み、医療×IT×ゲーミフィケーションの融合により治療用アプリの研究開発に取り組む国内初となるスタートアップで、デジタル創薬の開発・販売を通じて社会的・心理的病理を患った人の動機づけ、行動・意識変容を促すことで病理の根本解決を図り、個人・企業・社会全ての健全化と持続的な繁栄に貢献することを長期目標に掲げ、当社を設立しました。多様な技術を融合させることで患者様ごとに個別化された生活介入によって行動変容を促すことにより、主に精神・神経分野の疾患に対する高い治療効果を得る新たな医療システムの実現を目指します。

 

  超高齢社会に突入した我が国において社会保障の新しいあり方が議論される中、2014年の法改正によりスマートフォンアプリ等のソフトウエアが医療機器として認められるようになりました。

  その中で当社が開発を進める“デジタル創薬”とは、ゲーミフィケーションによる行動変容を促すことで患者様にとって適切な生活介入を行い、医師をサポートするソフトウェアの活用を通じて治療効果創出を行うものです。


  MCIの他、のめり込み対策、ストレス性障害等の精神・神経分野の疾患に対するデジタル創薬を活用した治療方法の確立に向けては、機能性医学を始めとする最先端の治療法にゲーミフィケーション体験を組み合わせた“行動変容エンジン”が不可欠となります。

  なかでもMCIを対象とするデジタル創薬アプリケーションについては、2019年を目標に臨床研究を開始予定であり、当社取締役の広川慶裕医師(ひろかわクリニック院長)の同疾患に対する医学的知見をベースに、これまで生活介入が困難であった患者様の日常の意識や生活行動に介入し、個々の患者様の状態に応じた意識・行動変容を促す仕組みを提供します。同時に、医師側には患者様の状態をモニタリングできる環境を構築する計画です。

  当社が開発中のデジタル創薬プログラムによる医師側のモニタリング環境を含めたプラットフォームの構築は、国内の人材不足と医療費増大という2つの課題への改善策を提供します。そして、これまで投薬治療が主体で人材や時間を十分に割くことが出来なかった人間関係に起因する心理的病理へのアプローチは、疾患に悩む患者様の根本的な治療、改善に寄与できる可能性を持っています。

 

現在の治療用アプリの開発状況は以下の通りです。

 ライフクエストは他にも精神・神経分野全般で数多くのデジタル治療を企画中です。

 

  2015年に厚生労働省が発表した「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~」によれば、2012年には認知症患者が462万人であるとし、さらに65歳以上の高齢者のうち7人に1人だった認知症患者数が、2025年には約700万人、5人に1人になることが見込まれています。


  その予備群といわれるMCI(軽度認知障害)の人数は明らかにされていませんが認知症患者の同数程度いるとの予測もあります。我が国では、認知症対策は社会的な課題となっています。認知機能は、軽度認知障害の段階を経て低下していくことから早期の対策が必要と言われており、血圧管理やコグニサイズと呼ばれる運動療法などが行われています。

 

   厚生労働省が2017年に実施した実態調査の中間発表によれば、生涯で依存症が疑われる状態になったことのある人は3.6%と推計されています。これを国勢調査のデータに当てはめると約320万人にのぼる試算になります。


  最近では統合型リゾート(IR)整備推進法の施行によるカジノ解禁が検討される中で精神疾患の一つされる同依存症の対策が課題となっており、消費者庁が各団体の相談窓口の一覧を公開するなどの取り組みがなされています。

 

  株式会社ライフクエストは、薬(メディシン)そのものを革新するために、ITと医療、そしてゲーミフィケーションを組み合わせて独創的な治療用アプリを生み出すデジタル創薬カンパニーです。ライフクエストは薬剤ではなく、エビデンスベースの高度なエクスペリエンスの提供を通じて、患者様に直接的な治療効果を提供することを目指す、デジタル創薬のパイオニアを目指します。

  

  また当社は各種慢性病における精神・神経分野等の病状に関連する症状を改善するプログラムのパイプラインを企画開発しているだけでなく、パーソナルドラッグマネジメントシステム(PDMS)やパーソナルヘルスケアデータバンクに関する医療アプリケーションの開発ならびに展開も計画しています。尚、当社は斎藤糧三医師、香山哲、髙橋広嗣らによって創業された独立系スタートアップです。

 

「デジタル創薬」「行動変容エンジン」は、株式会社ライフクエストの登録商標(現在申請中)です。

 

社名:株式会社ライフクエスト(英語表記;LIFE QUEST Inc.)

代表取締役社長CEO:斎藤 糧三

本社所在地:東京都港区南青山6-6-21-9F

資本・資本準備金:7,001万円

設立:平成30年7月20日

事業内容:デジタル創薬事業、行動変容エンジン開発事業

URL:https://www.life-q.jp

 

株式会社ライフクエスト

広報担当:髙橋・福田

連絡先: support(アット)life-q.jp    (アットを@に変えてご連絡ください)